今回の座談会は、
演出兼捨丸役 安山史紘(安山/やっさん)
弥次郎役 高宮山人(高宮)
半太郎吉役 花之山親方(花之山)
演出補佐 ぽんたろう(ぽんた)
演出補佐 とちょしのぶ(とちょし)
のメンバーでお届けします!


―――では今から捨丸・半太・弥次郎・演出補佐お2人の座談会を始めたいと思います!
一同:お願いしまーす!
―――まず初めに、皆さんに自分の役について自己紹介して頂きます。捨丸役の安山史紘さんからお願いします。

安山:まあ、ザ・悪役っすよね。

一同:(笑)

安山:ザ・悪役すよね。主人公に因縁がありツケ狙う、ザ・悪役ですよ。

高宮:フフフフ

安山:もう一度言います。ザ・悪役ですよ!

一同 ハハハハ

安山:以上ですよ!ザ・悪役ですよ。ザ!悪役ですよンヒヒヒヒヒ

―――もう大丈夫ですか?

安山:もう!大丈夫ですよ。あ…も、もひとつだけいいですか?

―――いいですよ。

安山:ザ!悪役ですよ!!!!ンフフフ!

一同 (笑)

高宮:くると思ったよ〜

―――では次、半太役の花乃山親方さんお願いします。

花乃山:はい。えっとー半太郎は「捨丸の旦那」、みたいな大物じゃなくって、ザ・悪役ではありつつも、なんか…小悪党レベルのヤツで。なんかまあ、悪いこと好きな馬鹿なヤツ、って感じです。はい。

―――なるほど。では次、弥次郎役の高宮山人さんお願いします。

高宮:はい。弥次郎役の高宮山人です。 えっとー役柄は、二枚目風の悪者。(キメ顔)

ぽんた:このキメ顔が文面に表れないのがめっちゃ寂しい〜。

高宮:二枚目風の悪者。そこがすべてですね。だから、うん。カッコつけるけど、結局カッコつけられへんけど、カッコいいのかなフフフフ(笑)

ぽんた:結局はカッコいい?

高宮:そうっすね、カッコいいかもしんない(笑)まあ、悪者のまあちょっと幹部みたいな感じですね。はい!以上です。


―――早速、質問に移りたいと思います。今回の座談会は、「くじ引きで引いたお題について全員でトークをする」という形式で進めます。まずは、捨丸役の安山さん、カードを引いて読み上げてください。

安山:(安山 カードを引く)『これだけは理解できない家族の言動は?』

ぽんた:え!そういう感じなの?

花乃山:理解できひん言動…?

ぽんた:さんま御殿みたい。

一同:(笑)

高宮:確かに。再現VTRが…

ぽんた:そう(笑)再現Vがピコーンってなって始まるやつ(笑)

高宮:なんか、思い付いた人から言いましょうよ。

花乃山:…ぼく、いいっすか?僕んち地元がすごい田舎で、山ん中なんでしょっちゅう虫とか出るんですけど、クモとか見ても家族誰一人なんも思わない感じで慣れてて。でも、ゴキブリが出た時だけ反応が違って。「キャー!」って言うと思うじゃないですか。うちのお母さんゴキブリ見て、「ゴキブリだーーー!」って叫んで、素手で叩き潰しに行くんですよ。

一同:(爆笑)

花乃山:ゴキブリだけ。

高宮:それは怖がって叩いてるん?

花乃山:いや、仕留めたろうっていう。なんかもう、すごい気概を感じるんですよ。

ぽんた:あ、じゃあ宣言なんだ。「ゴキブリだーーー!殺すぞーーー!」っていう。宣言なんだ、なるほど。

花乃山:むしろ、嬉々とした顔をしてます。

ぽんた:えーすごい!

花乃山:「ゴキブリだ!!(嬉々)」バンっ(ゴキブリを叩く音)って。

一同:(笑)

花乃山:そこがちょっと理解ができないですね。まぁ我が家では虫が出ることについては何も思わないっていうね。

―――日常的に虫と暮らしてる感じですか?

花乃山:そうそうそう。

安山:それを言うならシェアハウスの人はみんなそう思ってるよ。

一同:(笑)

花乃山:ゴキブリと過ごしてるっていう。

安山:枕元にゴキブリ出るし、トイレ入ってゴキブリ出るし、帰ってドアを開けたらもうゴキブリが3匹くらいお出迎えしてくれるから。

花乃山:ペットペット。

安山:あーもうペットペット!俺なんか殺さへんもん。

花乃山:僕も殺さないですよ!

安山:そやんな。そやんな、おるわーくらいでな。

花乃山:どっか行っときやーって。母さんに見つかったら殺されんでー。

安山:ひで(ケン役 マシッソヨ宮本 )帰ってきたら殺されんでえ、つってなあ。隠れやー、つって。

高宮:すげえなあ。

安山:ひでは無慈悲に潰す。トイレットペーパーで潰して、ポイすんねん。

―――失礼ですが、「シェアハウス」とは?。

高宮:確かに。

安山:あー確かに。シェアハウス、確かにそーっすよね。シェアハウスというのは、遡ればえーとそう長くなる。

ぽんた:手短に!

安山:ジゲキ5回生(2016年度卒業生)の先輩2人と、僕の同期のマシッソヨ宮本と僕安山史紘、その4名で始めまして。で、まあまあいろいろありまして、その5回生も卒業し。今年から新たに、元ジゲキの4回生、山崎和也さんと安山と宮本の3名で住んでたんやけどね。ハーバードさん(山崎さん)が抜けちゃったんで、現在僕と宮本の2名でその2人暮らししてるんです。


―――『家族の理解できない言動』、演出補佐のお2人はいかがですか?

ぽんた:私らも答えてええんや!ちょっと待って考えるわ…完全にガヤとして参加するつもりだった(笑)

一同:(笑)

ぽんた:ああ!ある!!あの、例えばテレビで映画やる時あるやん、金曜とか日曜とか。なんかどうでもいい映画の時にさ、たまーに濡れ場とかあるじゃん。濡れ場というかキスシーンとか…

高宮:あーありますあります。なんとなく気まずくなるやつでしょ?

ぽんた:そうそうそう。そういう風になった時、だいたい家族で見てたら絶対気まずくなるやん。でもなぜかうちの家族はみんな、あの、わかるかなー、文面にするとめっちゃ伝わりづらいと思うんだけど、「オォウ」とかさ「アアァ」みたいな、なんか「ホワァーン」みたいな、ピンクの画面になるみたいな時、あるやんか(笑)あれの効果音をいかに全員がうまく出せるか、っていう

一同:(爆笑)

高宮:楽しそう(笑)

花乃山:参加してるんですか?(笑)

ぽんた:ちっちゃい頃はよくわかってなかったから面白がって参加しとったけど、もう中学生くらいになってくるとませてくるから参加しなくなって。 どんどんお父さんとお母さんの対決みたいになっていくのよ。

高宮:ハハハハ(笑)

ぽんた:お姉ちゃんがいるんだけど、お姉もだんだんませてくるから、参加しやんくなって。なんか、「これなんだあ?(笑)」ってなるんよね。

高宮:楽しそうだなあ(小声)

ぽんた:で、たまーに帰省したら、もう私は可哀想だから参加することにしてるんだけど…

一同:フフフフ

ぽんた:という理解のできないやつ(笑)

花乃山:理解はできないけども(笑)

ぽんた:まあ仲いいっちゃあ仲いいんかな。急にワァオみたいな。たまに突然始まる。

高宮:まあ、そんなしょっちゅうはないですからね。 機会が。

ぽんた:なんかスイッチ入ったら、集中して見てたら、なるって感じかな。…どうしよう、たぶん親この座談会みると思うねんな。多分。

高宮:ハハハハいやあそれはー、濃厚ですよ。それは、見ると思う。

一同:(笑)
―――では、次の質問に進みたいと思います。花乃山さん、お願いします。

ぽんた:いいね、テンポいい。

花乃山:はい(カードをめくる)えーと、『昔と比べて変わったなーと思うものは?』これ、自分の話?

ぽんた:さっき喋ってない人。昔は尖ってたとかあれば(笑)

高宮:それが尖ってないんですよね〜(笑)ありますか?あった人から言っていきましょ。

とちょし:あーでも私、昔、めっちゃリーダーシップ取ってました(笑)

ぽんた:とちょしが?(笑)委員長系?

とちょし:いやあ委員長系ではなくて。小学校の頃とかに。地元がめっちゃ田舎なんで、川とかに遠足に行ったら洞窟があるんですよ。ちっちゃい子ども1人屈んで通れるくらいの、昔炭鉱掘ったみたいな系統の洞窟があって。そこに私が先導して、「おめえらついてこい!」つって、

高宮:(笑)

とちょし:洞窟に入っていって、なんか遊んでて、最後に先生に怒られるっていう。いろいろ皆を仕切りたがるみたいな(笑)

ぽんた:想像してたら10倍かわいかった。ねえ。

とちょし:いやあでも、かわいくないこともありましたよ。女子の軍団のリーダーになって、もう1つの女子軍団と対立する、みたいなことも。小学校…結局、小学校が全部それで、中学入っていきなり大人しくなった感じ。

一同:へえええ

ぽんた:意外な一面。

安山:自分で変わってるとこってない。もう、小学校からずっとこんな感じ。

高宮:でも俺も、そうかもしれないっす。変わったことと言えば、朝起きられなくなったことかな。

ぽんた:しょうもねえ(笑)

高宮:ホンマに起きれなくなって…

ぽんた:でもさ、脱線するけどさ、変わったことってさ、自分ではあんまりよくわかんなくない?

高宮:ああ!そうかもしんないっすね。

ぽんた:ぶっちゃけ。だから出てこないんじゃない。脱線するんだけど。「お前ってこーゆーとこ変わったよな〜」って「ちげーよ〜」みたいな会話から生まれるんかもしんないよね。それで言うんだったら、やっさん丸くなったなって思う(笑)

安山:丸くなりました僕?!(笑)

ぽんた:丸くなったっていうかなんか、なんだろうな、先輩になったなあ〜って思う!

高宮:ああ、なるほどなるほど。

安山:昔ね、ホンマにまさる(ゲス吉役 まさる)みたいな感じやったんでね、

花乃山:へええ。

安山:まさるよりおもしろくなかったって言われます。

ぽんた:ねえ、思うよねえ、安山、先輩になったなって。って言ってなんか親心みたいなものを感じる。

花乃山:おもしろくないまさるってオワってません?

一同:(爆笑)

ぽんた:確かに。

花乃山:ただのうるさいヤツ。

高宮:テンション高いヤツ。

ぽんた まあ、全然ちゃうけど、タイプは。って思う。


―――次の質問に移りますね。高宮さん、お願いします。

高宮:(カードをめくる)『義賊は正義か悪か』

一同:うーわあああ…

花乃山:急に、急にきた…

安山:なんやこの哲学みたいな話、学校の授業かよ!

花乃山:道徳の授業で読まされるやつっすよ。

ぽんた:いやあいいよ、いいよ、半ばってことで。

高宮:だから、それを、とる人によるんちゃうん。考える人によるとは絶対思う。

花乃山:その話をするんじゃないっすか?

高宮:うん、そうやな…。

一同:(笑)

とちょし:すごい、辛辣な1回生(笑)

高宮:立場とかによりますよね。

ぽんた:いやでも、せっかく深い質問きてるから、"正義の裏は悪ではなく、もう1つの正義である"っていうの深くない?(笑)

高宮:深い(笑)結局何が正義かなんてわかんないですもんね。人によって定義が違うし。

ぽんた:間違いない(笑)哲学やんもう。

花乃山:それこそさっき言うた立場によっても違うし。

一同:そうそうそうそう

とちょし:人を殺すのは、悪だと思う。

高宮:確かに。

花乃山:でも、それが悪やと…状況によっては悪じゃなくなることもありません?

とちょし:でも悪いヤツも…

安山:時代によっても変わる。

とちょし:あー確かに、時代によって変わるのは、、

ぽんた:だって義賊やろ?

花乃山:義賊ですもんね。

ぽんた:"義"ってついてるくらいやもんね。

高宮:まず義賊の定義から始めなあかんのちゃうん。

安山:"義賊"とは…?なんか、人のために悪事を働いたりだとか、んー、"賊"と呼ばれてるからには何かしらの悪事には手を染めるけど、その裏にはなんかなんか崇高な信念があるという、っていう人やと思う。

高宮:なるほど。

安山:でも、おぼろ小僧って昔実在したらしいですよ。

一同:へええーー!

安山:ネズミ小僧っていって。

ぽんた:ああ!ネズミ小僧は!

安山:なんかネズミ小僧が、金貨バラまくって。でも、本当はギャンブル好きのクソ野郎やったらしいですよ。

とちょし:え?え?

安山:そうらしいんすけど、いろいろ脚色が入っていって、、

花乃山:実在はしたらしいですけど。

ぽんた:あれも義賊?…違うか。

花乃山:あれは義賊じゃないんじゃないですか、?

高宮:なんか最後、釜に入れられる。でも多分、ヒーローではあると思うんですよ。ヒーローは正義かどうかわかんないけど、義賊は民衆のヒーローやとは思う。悪を倒して、それを民衆に返すわけだから。…結論わかんないですね!

一同:(笑)

ぽんた:出たね、結論(笑)

花乃山:しかもこの流れで急に(笑)


―――次の質問に進みます。ぽんたろうさん、お願いします。

ぽんた:私はじゃあこれにしよう……また深いのキタぞ〜いくぞ〜。

一同:おおお!

ぽんた:『ヒーローに求めるものは?』

とちょし ヒーローに求めるもの。

高宮 正直な話、カッコよさとかはいりますよね。

とちょし ある!絶対ある!

高宮 ルックスはいる。なんつーかねー、その人みただけで「あ!カッコいい」ってなるのは必要やと思う。

花乃山 強さっすかね。

高宮 ああ!強さいるな。それは間違いない。強さいる。悪倒さなあかんからな。

花乃山 そうっす。あと、精神的にも強い方がいい。

とちょし でも、オーラのないヒーローもそれはそれでカッコよくない?普段はヒョロヒョロしてるけど、

高宮 ワンパンマンみたいな?

一同 笑笑

とちょし なんでそこやねん(笑)

ぽんた …私、陰のあるヒーローの方が好きやわ。

一同:ああああーーーー

花乃山:ダークヒーロー。

ぽんた:ダークヒーローでもいいけど、なんつーの、ヒーローになるまでにさ、絶対バックグラウンドあるやんか・それが闇深ければ深いほど好き(笑)

一同:(笑)

花乃山:バッドマンとか。バッドマンめっちゃ好きです。

ぽんた:そういう…なんやろうなあ、うまい作品みつからんのやけど。闇深い方が好き個人的には好み(笑)

安山:ハンコック、アメコミの。わかります?ワンピースとかに出てくるやつ。クズみたいなヤツが、コンサルティング会社で働いてる経営のプロみたいな人にプロデュースしてもらって、クズのヒーローから、なんか正義のヒーローになっていく、みたいな、話。人を助けようとするんやけど、街をめちゃくちゃに全部破壊してもーたり…みたいな感じ。

花乃山:ハンコック。へえ。

―――今回のちらしもアメコミ風ですが、アメコミが好きなんですか?

安山:全然。

一同:(爆笑)

高宮:そこは嘘でも好きって言っとかんと。

とちょし:嘘やん。

安山:いや…なんかその、な?綺麗な話が多…すぎ。

一同:あー

ぽんた:何の話だこれ(笑)

花乃山:アメコミの話?(笑)


高宮:『ヒーローに求めるものは?』

安山:ヒーロー嫌いやねん。

一同:(爆笑)

ぽんた:おい!(笑)

とちょし:まあ、悪役だからね〜(笑)

高宮:そういうこと、(笑)その手でいくのか、

安山:あーでも、ダークヒーローは好き。もう綺麗ゴト言ってるヤツは全員嫌い。

高宮:世の中綺麗ゴトだけじゃ通用せん、と。

ぽんた:なるほど!

花乃山:落ちましたかね。

高宮 ヒーロー批判して落ちた、(笑)


―――次の質問にいきましょう。ではとちょしさん、カードをお願いします。

ぽんた:なんかそろそろ頭悪そうな質問来てほしいな。

とちょし:(カードを引く)『小さい頃のおぼろげな記憶は?』

一同:おぼろ(笑)

ぽんた:ちょっとマイルドになった。

とちょし:おぼろげ??(笑)全部おぼろげ(笑)

高宮:ホンマにあったかどうかわからんような記憶ってことか。

安山:あ!いっこあった!なんか3歳くらいの時に、なんかビニール袋がもうすごい!って思ってたんすよ。なんでも入れられる!みたいな。犬の散歩行ってもお母さんがビニール手袋で犬のウンコとって、こうやって、入れて、持って帰れる!みたいな。

一同:(笑)

安山もうビニール袋最強や!ってずっと思ってたんすよ。その当時、家の周りにハチがいっぱいいて、花壇とかにたかってて鬱陶しいなーって思ってたんやけど、ビニール袋最強やからさ。ビニール袋手に付けて、ハチを捕まえてやろう!って思って。

高宮:ホンマに何も変わってへんやん(笑)今もそんなんしてますやん。

安山:花にたかってたハチをギュッて捕まえて、その瞬間ブチューって刺されて

一同:(爆笑)

安山:うわあ゛あ゛あ゛あ゛つって、

高宮:そりゃそうや(笑)

安山:当時3歳、初めてハチに刺されました。アシナガバチ。

ぽんた:やばいやん!

とちょし:えーこわいこわいこわい!

安山:アシナガバチやから大丈夫。スズメバチやったらやばいっす、

花乃山:そりゃそうですけど。

高宮:でも3歳で刺されるって早すぎですよ、

安山:アシナガバチは大丈夫っす、俺めっちゃハチ刺されてますもん。

ぽんた:めっちゃ覚醒してるやん。

安山:結構刺されてるよ。あの、ちょっとハチと喧嘩したりして。

とちょし:集会室でも1回叩き落としてたもんなあ!

安山:ああ!1回倒したなあ!

とちょし:ビビったわ。やっさんが一番怖かった。

安山:去年の秋冬公演でもハチ倒しましたよ。

花乃山:スズメバチをっすか?(笑)

とちょし:素手で。

安山:入ってきたハチが結構気が立ってて、結構いろんな人威嚇してまわってて。先輩が傘で叩き落とそうとして失敗して、ハチもそら攻撃されたら気が立つし、このままやったらちょっとやばい、って思って…

花乃山:やばいと思って…?(笑)

安山:アタックでバチン!って地面に叩き落としまして、はい。で、地面でうごめいてるハチを、足の裏で踏んづけまして

一同:(爆笑)

花乃山:すんげえ!(笑)

ぽんた:素晴らしい(笑)

安山:ダークヒーローっすね。

高宮:すごい、っていうか頭おかしいですね(笑)

ぽんた:間違いない、間違いない(笑)

安山:幼い頃からハチと戦ってた経験が生きた。

とちょし:1回やってトラウマにならないんやね。

安山:トラウマにならないね。

高宮:この前俺なんか、夏休みに、頭中に刺されたんですよ、

一同:えっ?

高宮:山に遊びに行ってたら、ハチがもういつの間にか周りにおって。オオスズメバチかスズメバチか。んでめっちゃ腫れて。それ以来俺はハチに近づこうと思わない。

とちょし:なんで生きてんの?!

一同:(笑)

高宮:だからあの人(安山)はおかしいっす。普通の人やったらもう、近寄らんとこうってなるから。

とちょし:ハハハハ、こわいー

安山:ハチ痛いよなあ!ほんまになあ!

高宮:痛いっす。

花乃山:何の共感なん(笑)


ぽんた:うちの家族結構写真撮るの好きで、ちっちゃい頃の写真めっちゃあるんやけど、あのー私さ、全裸で外歩いてるっていう… まあまあポップやろ?その写真。すごいねん私。裸で歩いてる写真の率半端なくて。

高宮:いやいやいやいや(笑)やばすぎ、(笑)

ぽんた:なんかね、長靴と傘が気に入ってて…気に入ってた傘があったんやろうね。昔ね、晴れの日にそれだけを持って出掛けてる写真があるねん。

とちょし:なんですかそれ(笑)

ぽんた:でもそれ、私は覚えてなくて。写真があまりにおもしろいから、お姉とかお母さんがたまーに引っ張り出して、私が実家帰った時とかのタイミングで、リビングの奥の畳の方の部屋で開いてゲッラゲラ笑ってるんよね。

一同:(笑)

ぽんた:で、私は覚えてないから、なんかなんとなく不思議な気持ちになってそれを見てるよね。多分ね…3歳くらいだったんだと思う。記憶あっても不思議じゃないけど覚えてないってことは、私の中の女が「あの記憶はやめておけ」って忘れさせてる可能性が大いにある。

一同:(爆笑)

花乃山:もしくは、日常のことすぎてなんとも思ってなかったか。

高宮:たしかに(笑)


高宮:でも3歳…2人とも早くないっすか?一方はハチを叩いて…もう1人は裸になって…

ぽんた:ちょっと待って、ちょっと待って、私が露出狂みたいな、

一同:(笑)

花乃山:そうですね、今の感じからいくと…3歳の頃から培ったハチの技術が…

ぽんた:培ってるんだったら私常に全裸で…

高宮:その反動で、服が好きなのかもしんないっす。

ぽんた:ああーなるほどね。いいこと言ってくれた!(笑)

安山:たしかに。


―――次の質問にいきましょう、安山さんお願いします。

安山:(カードをめくる)『おぼろのタイトルを変えるとしたら?』

高宮:おお!

ぽんた:むっず。むっず。

高宮:もうめっちゃいいの考えたろ。もうこれや!つーの考えたろ。

花乃山:さぞ素晴らしいものが出てくるであろう。

高宮:そう、それをもう今考えてる。こういうの好きやねん。

ぽんた:なんだろうなー。

(thinking time)

高宮:あ!

一同:お!

高宮:「義に生きた男」

一同:…

高宮:あれ?(笑)微妙?(笑)

花乃山:微妙…?なんか、めっちゃ狙いにいってズレた感(笑)

高宮:やめろ!お前、それ(笑)恥ずかしい。演出が微妙な顔してるから微妙なんやろうな。

安山:星になった男みたい。

花乃山:あーじゃあじゃあじゃあ、 「想いが創る物語」

一同:ああーああ!

高宮:なるほどね。これちょっとネタバレっぽくなっちゃうけど、重要なテーマではあるな、たしかに。


ぽんた:絶対月の要素いるもんな。

とちょし:ですよねえ。

ぽんた:そっから考えてるんだけど全く思い付かない。

とちょし:そうなんですよ、月がほしい。

ぽんた:ちらしに載せてカッコいいタイトルって絶対あるやんか。その縛りを自分に置いてしまったから、全然あれで…。

安山:ずっとチラシをみてたら、「おぼろ」の文字が「ずぼら」にみえてくる。

一同:(笑)

とちょし:なんで!

安山:話もずぼらですよ。

高宮:あ、じゃあ「ずぼら」でいきます?

一同:(笑)

高宮:おぼろかあ。いやあなんか、いいの思い付きたいな。

とちょし:なんか…「月花」とか。なんか、月と花みたいな。

一同:ああーー!

とちょし:お花も入れて。 ちょっとカッコつけすぎたかな(笑)「おぼろ」に月の要素あるもんな〜すでに。

ぽんた:そうやねん。

とちょし:難しいですよね。

高宮:いや、「おぼろ」いいタイトルやなあ。

とちょし:そう!そこになっちゃうのよ。

高宮:やっぱ制作者には敵わんとこある。

とちょし:それなあー、タイトル元に話作ってるかもしんないし。

高宮:あ、たしかに。

ぽんた:うん…そうだね。あ!ゲッカっていう言葉があるわ。月に、ハナはあの、難しい方のハナ、「華がある」のハナ。

一同:あああ!

高宮:「華のお江戸」のハナですね。

―――どんな意味ですか?

ぽんた:えっとね、?月と花。?月の光。月光。花は輝き、光を意味する。だってさ。

高宮:いいですね。そうや!あと演出。演出聞いて終わりですよ。

安山:演出喋ったやん。「ずぼら」やって、「ずぼら」。演出喋った喋った。

高宮:いや、演出の想いを込めたタイトル。

安山:出てけえへんって、もう。こんだけ出てけへんかったら!

一同:ハハハハ!

とちょし:怒ってる(笑)


―――最後に、今公演に対する意気込みを一言ずつお願いします。

ぽんた:意気込み?私これずーっと言ってるんやけど、お客様至上主義やなあ!(笑)

一同:ああー

高宮:ずっと言ってますね(笑)

ぽんた:永遠に言ってる、今公演。以上。多くは語らぬ。

とちょし:なんか…なんやろう、観る方もやる方も楽しい舞台。を、目指したいです。

高宮:僕らの、熱量と、なんやろう、まあ、観てる人に何かしらの、何かしら与えられるようなモノを、作りたいです、ね!はい。フフフフ

花乃山:えっと、まあ、今までやってきたことないような役なんで、吹っ切れたいなあ、って思ってまーす。

―――では最後に、演出兼捨丸の安山さん。

安山:ぱっしょん

一同:(爆笑)

ぽんた:いい、完結。

安山:おわりー。


―――ありがとうございました! 一同:ありがとうございました!
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